活動のこと
前回の投稿から4ヶ月経ちました。てへ。
ガボンに来て今日で269日目です。
ぼちぼちやってます。
最近はジェンガにはまっています。
奥が深いです、ジェンガ。
先週、大好きな調整員さんと先輩隊員さんが帰国されました。
これから数ヶ月ごとに誰かが帰国してしまうと思うと、ひたすらに寂しいです。
でも帰国前に先輩隊員さんの素敵な活動報告を聞いて、自分も残り1年3ヶ月頑張ろうと思えました。
で、そんなわたしの最近…
ジェンガをしているだけではないです。
一応活動もしています。
平日は職場でひたすら
赤ちゃんの健診をしています。
アケベにいる唯一の日本人なので、
利用者さんやセンター周辺に住んでいる人も声をかけてくれるようになりました。うれしい。
でもよく「ヘイ、シノワ(中国人)!」
とも叫ばれます。
それもあまり気にならなくなってきました。
同僚のおいっこ。生後6ヶ月。凛々しい。
乳幼児死亡率の高いガボンでは、
日本と違って乳幼児の健診頻度が高いです。
生後3ヶ月までは2週間ごと、
3ヶ月から1歳までは1ヶ月ごと、
1歳から2歳までは2ヶ月ごとです。
それ以降は適当。
日本のようにがっつり成長発達を見たりはしていない気がします。
「この子、まだ座れないの?」
「まだ立てないの?」
とか…なんとなく気づいた看護師さんがお母さんに言っている感じ。
まぁ日本人の赤ちゃんより身体的な発達は早い気はします。
生後3ヶ月で首がすわっている子が殆どな気がしますし、生後4ヶ月くらいから普通に座れている子がたくさんいます。
これがアフリカ人のDNAでしょうか。
逞しいですね。
日本の赤ちゃんなんて生後3ヶ月はまだへにょへにょなのに。
ちなみに健診では、成長発達よりもその時の赤ちゃんの体調や体重の増減、栄養方法についてがっつり指導している印象です。
離乳食であげるものも日本と違うので、わたしも日々同僚に教えてもらいながら拙いフランス語でお母さんたちに指導しています。
しかし…果たしてこの離乳食で赤ちゃんたちは大丈夫なのかと心配でもあります。
生後7ヶ月から大人が食べるような調理したお肉とかお魚をあげるし、ご飯も油と塩をたくさんいれて炊いているから、ちゃんと消化できるのかな…と不安になります。
でもアフリカの赤ちゃん、なんだか全体的に強そうなので(あくまでイメージ)、みんなちゃんと育っている…のかな!
日本に帰ったらちゃんと離乳食の勉強もしてみたいです。
あと、最近気になっているのは統計。
うちのセンターでは、来院した患者さんの詳細を台帳記入するんですが…
これがちゃんとできていないので、センターにくる利用者さんの数、マラリアや貧血患者さんな等の統計がちゃんととれない。
なんせ電子カルテがないので日本のように簡単に統計が出せないんですよね。
出生率や死亡率も、果たして確かなのか…
ガボンで働いていて、WHOで発表されている統計数は実際と違うだろうなぁと思う毎日です。
↑台帳のベースはこんなかんじ
うちのセンターだけがちゃんとしてもどうしようもないかもしれませんが、とりあえずできる範囲で改善していこうかなと思っています。
あとわたしがした活動といえば…
昨年、母子保健局で活動する他のボランティアお二人といっしょに母親学級の基盤づくりのお手伝いをさせてもらいました。
お産のビデオ作成や、指導教材の作成…
まだガボンに来て日は浅かったですが、そんなわたしでもできることをいっしょにさせてもらえてとてもいい経験になりました!
↑母親学級チームのみなさま
↑教材の表紙や中身を描かせてもらいました。
小さい頃から好きだったお絵かきがここに来て役立つとは思いませんでした。
医療資格系の大学や専門学校にも視察に行かせてもらい、学生や先生の生の声も聞くことができました。
うちのセンターに実習に来ている学生の態度が日本との違いすぎて戸惑っていましたが、その理由も学校の現状を見て少し納得できた気がします。
めっちゃたくさんの生徒の前で挨拶。ど緊張。
自己紹介しただけでコンサートばりに盛り上がってくれるガボンの若い子たち。
↑講堂。
↑ちゃんと胎児モデルがありました。
へその緒と胎盤付き。
もうガボンに来て8ヶ月…
年末くらいから時間が経つのが本当に早いです。
きっと2年はあっという間なんだろうなと思い始めた今日この頃。
それにしても、
初めてまともに活動のこと書いた気がする。