アケベ、母親学級、始動

 

前回の記事でしばらく投稿しないと宣言した通り、

3か月ぶりの投稿。

5月半ばからありがたいことに活動が充実して、

とても忙しくさせてもらっていました。

 

中間報告書、

自分のセンターの活動、

保健隊員とコラボのピアエデュケーター活動、

隊員総会の準備…

いろいろしたのですが、

今回は母親学級のことについて。

 

 

以前の記事に少し書いたことがありますが、保健省の母子保健局で活動されている先輩助産師隊員2名と母親学級に関する活動を行っています。

 

母子保健局では昨年、ガボンの首都から6つの病院や保健センターを選定し、第1プールの母親学級チームを作って活動されていました。

妊娠による変化、注意点、お産の流れ、沐浴、ベビーマッサージ等…たくさんのテーマに沿って指導案や教材を作成しました。

 

そして6月からは母親学級の第2プールが始まりました。

第2プールには新たに6つの施設が選ばれ、わたしの活動するアケベ母子保健センターもその中の1つになりました。

7月3日に、先輩隊員さんと母子保健局スタッフ、そしてアケベの指導・相談担当となるオカラ母子保健センターの助産師さんが来てくださり、母親学級の意義や運営方法などを伝える会議が開かれました。

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たくさんの同僚が参加してくれてました。

帰りたそうな人もいたけど引き留めました。笑
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わたしは先輩にひっついて日本の母親学級について発表。

みんなが少しでも母親学級の大切さについてわかってくれていたらいいなー。

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さて、その会議後。

本格的にセンターで全体で母親学級への取り組みがスタートしました。

 

アケベの作成する指導案のテーマは3つ。

・2歳までの子どもの食事について

・離乳食の作り方

・子どもの歯磨きについて

 

次回の8月7日の母子保健局の方々との会議までに指導案を書くミッションを与えられました。

 

 

ここでわたしには不安がありました。

アケベ保健センターの同僚たちって以前大きな病院等でがっつり働いて、もう子育てもあるし仕事はぼちぼちにするか…っていう、一戦を退いたスタッフばかりなんですよね。

なので新しいことを始めるとか、通常業務以外の仕事をふられるとか、そういうのが好きじゃない人たちがとても多い。

みんなすぐ帰りたがる。

(本来、センターは18時半まで開けていなければならないのに遅くても15時までしかいない。笑)

 

だから母親学級に取り組むってなったとき、すごく不安でした。

みんな協力してくれるかな、結局わたしだけやることにならないかな、とか。

 

で、この日に指導案を書こうと決めてその当日。

普段はみんな仕事が終わったらとっとと帰るんですけど、センター長からの指示もあって、とりあえず4人の同僚が集まってくれました。

それだけでも嬉しい(笑)。

 

話始めたらどんどん盛り上がって、2時間半かけて1つ目のテーマの指導案ができました。

 

と思ったら、

「まだこれは完成じゃないわ、これにもっとみんなのアイディアを付け足すの!」

って。

やる気満々ですね!?と驚くわたし。笑

 

その話し合いの翌日から、わたしは隊員総会などJICAのイベントや健康診断で配属先を休むことになっていました。

わたしがいなくてもやってくれるかなぁ…と、少し不安を抱えながら数日間センターをお休みしました。

 

で、数日後に行ったら、結局まだ1つ目のテーマで止まっているとのこと。

 

やっぱりか…と思って指導案を見たら、

なんとまぁすごく内容が良くなっている!!!!

「まみがいない間も集まってやったのよ~」と。

みんな仕事後に集まってやってくれたんだなと思うと、もう嬉しくて嬉しくて、ちょっと泣きそうでした。

 

そして会議当日。

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母子保健局の方々からは、

すごくよくできてる!

とお褒めの言葉をいただきました。

 

頑張ったね~!とみんなで拍手。

ガボン人は褒められると頑張るタイプの人が多いので(笑)、これでモチベーションがあがってくれるといいなーと思います。

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次の会議は1か月後。

それまでにあと2つのテーマの指導案を作らないといけませんが、センターのみんながすごく協力的だし、頑張ろうとしてくれているので、わたしもみんなといっしょに頑張って良いものを作りたいなと思います!