国際助産師の日〜イベント3日目〜
5月3日、イベント3日目は
地域の医療施設で無料妊婦健診をしたり、
地域の学校へ啓発活動をしに行ったりする日でした。
朝7時に集合しろとのお達しだったのですが、
集まったのは7時15分ごろ。(かなり早い方)
そこから誰がどこに行くか、
何を持って行くか、
わちゃわちゃの話し合いが始まりました。
私たちは見ているだけでしたけど。笑
そして結局、ホテルを出たのは9時前。
日本人助産師3人は、
地域の高校に啓発活動に行きました。
なんかよくよく話を聞くと
6人で9校回るとか。
え、無理じゃない?
わたし達、フランス語でがっつり話せないのに。笑
まぁとりあえずスタートしました。
時間や学校側の都合で出来ないこともあり、
結局、今日は4校回りました。
予定の半分以下ですが、まぁアフリカですから。
講堂いっぱいに学生達がぎゅうぎゅうに押し込まれ、
主に若年妊娠とHIV/AIDSについて啓発。
こっちの子はみんな積極的に発言をするし、
問いかけに対する反応も良いし、
素晴らしいなと感動です。
まぁ積極的過ぎて
こんな状況で、
距離が近過ぎて話しにくくなってましたけど。
日本人助産師3人も毎校ごとに
ちゃんと自己紹介をしました。
「こんにちはー!」って言うと
ちゃんと「コンニチハー!」って片言で
返事をしてくれるのが嬉しかったです。
わたしの名前「まみ」が
アフリカ的には発音しやすいし覚えやすいようで
みんなが呼んでくれて楽しい٩( ᐛ )و
この日は朝食抜き、昼食抜きで
朝から夕方まで活動しっぱなしだったので
みんな疲れ過ぎて途中から顔が死んでました。
乗客4人乗りのタクシーに6人で乗り込むもんだから
わたしこんな乗り方になるし。
休む間もない。
けれど、日本で性教育をした時は
言葉や内容にとても気を遣いながらやっていたので、
こっちの助産師さんは特に台本や準備もなく
いろんな子に質問しながら
大切なことを上手に伝えていたので
すごく素敵だなぁと思いました。
助産師っていう仕事は
人に何かを伝えるのが上手な人ばかりだと思うので
わたしも今後また精進しなければと
モチベーションが上がりました!
そして夕食時。
踊ったり歌ったり、超ハイテンションな
でもこういうの好きです٩( ᐛ )و
ひとしきり騒いだ後に
各自が巡回していた施設や地方のことを報告。
急に真面目になるから切り替えにびびる。笑
やはり地方で診療施設がなかったり
助産師や医者がいない町も多く、
薬も行き届いていないこともあるようで、
問題はたくさんあるようです。
やはり首都とは状況が違いますし、
いろいろ考えさせられました。
とっっっっっても疲れたけど、
とっっっっっても充実した1日でした。
あ、ジビエを食べました。
ガゼルとハリネズミとトカゲ。
結構美味しかったです。
国際助産師の日〜イベント2日目〜
筆不精まみむ、頑張って書いてます。
ってことで5月2日(昨日だけど)
イベント2日目のスケジュール。
(一応、予定表はある٩( ᐛ )و)
10時半から開会式ということで、
9時にごはん会場で朝ごはん。
フランスパンが焼きたてふわふわ。
チーズとパテをはさんでいただきます。
普段、パンあんまり食べないけど
おいしくて全部食べれてしまった(*⁰▿⁰*)
食べていたらぞくぞくみんな集合。
助産師のみなさん、
おしゃれで派手な衣装ばっかり!
朝食後はみんな撮影会。
わたしも今日ばかりは
自分では買わないであろう色と柄の布で
ちゃんとアフリカン風におしゃれしました。
10時過ぎに開会式会場へ向けて出発。
謎の銅像の真似をしながら写真撮影をして遊んでいましたが、なかなかみんな来ません。
10時半になってもこんな状況。
爆音BGMの中待っていると少しずつ人が来始め、アフリカンタイム炸裂かよ〜と思っていたのですが、後々配られた正式なスケジュール表にて確認すると開始は11時20分からでした。
まぁでも結局、
開会式が始まったのは12時過ぎでした。
安定のアフリカンタイム。
ムイラ市長やWHO、UNFPAの方の挨拶を聞き、
助産師の歌を大合唱して、
にぎやかな開会式は終わりました。
開会式後はいろんなブースに分かれて展示会。
わたしは保健センターで現場勤務なので
母子保健局で活動する助産師先輩2人とは
ちょっと違うのですが、
母親学級のお手伝いをさせてもらっているのでちゃっかりブースに参加。笑
お昼過ぎには展示会も終わり、
午後はホテルでのんびりしました。
帰ったら新しい部屋が用意されていました。
アフリカとは思えぬ綺麗さ。
と思った1時間後にGが現れ、格闘しました。
まぁそれくらいご愛嬌ですね。
だってアフリカですもんね。
今泊まっているホテルのそばには湖があります。
ムイラには人魚伝説があるらしく、
湖に住む人魚に会うと殺される?とかなんとか。
リトルマーメイドのような夢のある人魚のお話ではないですが、とりあえず人魚に会わないよう気をつけて残り数日を過ごそうと思います。
なのでこんな調子に乗った写真ももう撮りません。
人魚こわいこわい。
国際助産師の日〜イベント1日目〜
Célébration de la journée internationale de la sage-femme
5/1から5/6まで、
助産師の日のイベントで
ガボンのムイラという町に来ています。
みんなでお揃いのアフリカ布を用意。
日本人助産師3人はターバンも作成。
初めての参加でどきどき。
しかしアフリカなので
最初から全て順調にはいきません。
それが楽しくもあり、苦しくもありですけどね。
みんなで歌いながらバス移動。
にぎやか。とてもにぎやか。
本当ににぎやか。
8時に出発とのことで7時半に集合したけど、
結局9時過ぎに出発。
やっと出発したかと思ったら
10分後にパンを買うってことでストップしたり。
トイレ休憩ってことで停車したら、
連れション青空トイレだったり。
まだ青空トイレができない
アフリカに染まりきっていないわたしは
8時間くらいトイレ我慢しました。
お疲れ様、わたしの膀胱。
首都を離れると
どんどん緑だけになっていく。
17時半頃、ムイラに到着。
素敵なド田舎。気持ちいいです。
ホテルに着いたのは18時半。
ホテル側のミスで
お部屋のが予約できていなかったようで
ランクが上の空いているお部屋にお泊まり。
令和ラッキー。
先輩隊員さんと2人で泊まりました。
2階にベッドルームある。豪華。
こんな豪華でも、1部屋
60000fcfa(12000円くらい)らしいです。
お腹すきまくったけどなかなか
晩御飯に呼ばれずソワソワ。
ちなみにこの1週間、
ご飯は現地の助産師さんが用意してくれて、
みんなでいっしょに3食たべるらしいです。
結局、晩御飯にありつけたのは21時過ぎ。
がっつりガボン食。
太りそうで怖いメニュー。
でもおいしくて食べちゃう。
ホテルに戻ってから
シャワーを浴びてすぐに就寝。
バスでもずっと寝てたのに、入眠早かった。
そんな1日目でした。
活動のこと
前回の投稿から4ヶ月経ちました。てへ。
ガボンに来て今日で269日目です。
ぼちぼちやってます。
最近はジェンガにはまっています。
奥が深いです、ジェンガ。
先週、大好きな調整員さんと先輩隊員さんが帰国されました。
これから数ヶ月ごとに誰かが帰国してしまうと思うと、ひたすらに寂しいです。
でも帰国前に先輩隊員さんの素敵な活動報告を聞いて、自分も残り1年3ヶ月頑張ろうと思えました。
で、そんなわたしの最近…
ジェンガをしているだけではないです。
一応活動もしています。
平日は職場でひたすら
赤ちゃんの健診をしています。
アケベにいる唯一の日本人なので、
利用者さんやセンター周辺に住んでいる人も声をかけてくれるようになりました。うれしい。
でもよく「ヘイ、シノワ(中国人)!」
とも叫ばれます。
それもあまり気にならなくなってきました。
同僚のおいっこ。生後6ヶ月。凛々しい。
乳幼児死亡率の高いガボンでは、
日本と違って乳幼児の健診頻度が高いです。
生後3ヶ月までは2週間ごと、
3ヶ月から1歳までは1ヶ月ごと、
1歳から2歳までは2ヶ月ごとです。
それ以降は適当。
日本のようにがっつり成長発達を見たりはしていない気がします。
「この子、まだ座れないの?」
「まだ立てないの?」
とか…なんとなく気づいた看護師さんがお母さんに言っている感じ。
まぁ日本人の赤ちゃんより身体的な発達は早い気はします。
生後3ヶ月で首がすわっている子が殆どな気がしますし、生後4ヶ月くらいから普通に座れている子がたくさんいます。
これがアフリカ人のDNAでしょうか。
逞しいですね。
日本の赤ちゃんなんて生後3ヶ月はまだへにょへにょなのに。
ちなみに健診では、成長発達よりもその時の赤ちゃんの体調や体重の増減、栄養方法についてがっつり指導している印象です。
離乳食であげるものも日本と違うので、わたしも日々同僚に教えてもらいながら拙いフランス語でお母さんたちに指導しています。
しかし…果たしてこの離乳食で赤ちゃんたちは大丈夫なのかと心配でもあります。
生後7ヶ月から大人が食べるような調理したお肉とかお魚をあげるし、ご飯も油と塩をたくさんいれて炊いているから、ちゃんと消化できるのかな…と不安になります。
でもアフリカの赤ちゃん、なんだか全体的に強そうなので(あくまでイメージ)、みんなちゃんと育っている…のかな!
日本に帰ったらちゃんと離乳食の勉強もしてみたいです。
あと、最近気になっているのは統計。
うちのセンターでは、来院した患者さんの詳細を台帳記入するんですが…
これがちゃんとできていないので、センターにくる利用者さんの数、マラリアや貧血患者さんな等の統計がちゃんととれない。
なんせ電子カルテがないので日本のように簡単に統計が出せないんですよね。
出生率や死亡率も、果たして確かなのか…
ガボンで働いていて、WHOで発表されている統計数は実際と違うだろうなぁと思う毎日です。
↑台帳のベースはこんなかんじ
うちのセンターだけがちゃんとしてもどうしようもないかもしれませんが、とりあえずできる範囲で改善していこうかなと思っています。
あとわたしがした活動といえば…
昨年、母子保健局で活動する他のボランティアお二人といっしょに母親学級の基盤づくりのお手伝いをさせてもらいました。
お産のビデオ作成や、指導教材の作成…
まだガボンに来て日は浅かったですが、そんなわたしでもできることをいっしょにさせてもらえてとてもいい経験になりました!
↑母親学級チームのみなさま
↑教材の表紙や中身を描かせてもらいました。
小さい頃から好きだったお絵かきがここに来て役立つとは思いませんでした。
医療資格系の大学や専門学校にも視察に行かせてもらい、学生や先生の生の声も聞くことができました。
うちのセンターに実習に来ている学生の態度が日本との違いすぎて戸惑っていましたが、その理由も学校の現状を見て少し納得できた気がします。
めっちゃたくさんの生徒の前で挨拶。ど緊張。
自己紹介しただけでコンサートばりに盛り上がってくれるガボンの若い子たち。
↑講堂。
↑ちゃんと胎児モデルがありました。
へその緒と胎盤付き。
もうガボンに来て8ヶ月…
年末くらいから時間が経つのが本当に早いです。
きっと2年はあっという間なんだろうなと思い始めた今日この頃。
それにしても、
初めてまともに活動のこと書いた気がする。
ソーラン節②
つーいーにー
昨日はソーラン節本番でした。
わたし雨女なのですが、晴れました。
よかったです。
本番前は、
楽しみ8割、不安2割でしたが…
終わってみると
ひたすら感動しかありませんでした。
この感動を文章にできない。
もっと国語の勉強しとけばよかった。
わたしは後方真ん中で踊っていたのですが、ガボン人の子達はみんな背が高くて、わたしは埋もれてしまったので写真で見えません(゚ω゚)
練習は全部で6回しかなかったし、
ガボンにはない独特なソーラン節の動きができなくて泣いてしまう子がいたり、
中々動きが揃わずどうしたらいいか先輩と悩んだりもしました。
でも本番は
中々揃わなかった所も揃ってたし、
音源のトラブルもありましたが、
それに負けないくらい
大きい掛け声を出して頑張ってくれて、
練習以上のものを披露することができました。
後ろで踊りながら子ども達を見て、
終始感動。うるうるでした。
ハチマキもみんなよく似合ってました。
頑張って作ってよかったです。
ちなみにハッピはJICAから借りました。
GABON × JAPON
音響調節を頑張る先輩を後ろから撮影。
今回、わたしはお手伝い程度だったので
大使館や学校の先生方との細かい調整等は
先輩隊員さんがしてくださったのですが…
そのマネジメント能力、
本当に素晴らしい。
頼りになる先輩隊員さんの側で
この企画に参加させてもらえたことが
本当に良い経験になりました。
ちなみにソーラン節以外の時間は
対象学年のクラスで
●日本語教室
●折り紙教室
●開発協力講座
の授業をしていました。
わたしは折り紙教室のお手伝い。
みんなで兜を折りました。
みんなかぶってくれていました。かわいい。
イベントが無事終わってほっとしましたが、
子ども達に会えなくなるのが寂しいです…
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
週末はゆっくり過ごして、
来週からまた自分の活動先で頑張ります。
おまけ
今回のイベントのカメラ係、くめた。
いい写真をたくさんありがとう。
ソーラン節
12月にあるガボンマラソンに出ます。
10キロ走ります。
先日、練習がてら隣人の先輩隊員さんと
30分走っただけでしんどかったので、
申し込んだことをとても後悔しています。
走ってたらステキな虹が見えました。
それでも走るのは好きじゃないです。
話は変わりまして、
11月22日に大使館主催の開発協力の日のイベントで、公立小学校の子ども達とソーラン節を踊ることになりました。
ソーラン節を踊るのは中学?小学校?以来。
駒ヶ根訓練所で踊ってる同期もいたけど、わたしはフランス語の勉強に追われすぎて無理だった。
アケベでの活動が終わってから、小学校へ。
先生達に挨拶して、教室へ移動。
まずは自己紹介とソーラン節の紹介。
しようと思ったのにみんな踊りたくてたまらない様子でそわそわしてました。
そんなみんなをなだめて自己紹介開始。
先輩隊員さんがソーラン節紹介のための
スライドを用意してくれてました。
学校が停電しててスクリーンでスライドを見せてあげられないかと思ったけど、なんとか電気復活。
本格的なソーラン節の動画を見せてあげた時に「わー!」って言ってる子ども達がとっても可愛かった。
フランス語でダンスを教えるのがすごく難しかったけど、先輩隊員さんが頑張って説明してくれました。
わたし達が説明したことを担任の先生達が子どもに再度説明してくれて、とりあえずダンスの流れはわかってくれたよう。
ってか子ども達もだけど、先生もやる気がすごくておもしろい。
アフリカの人は踊りが好きだからかな。
22日までに何回か小学校に行ってみんなで練習して、当日を迎えます。
これ、協力隊って感じの写真だなと思った。
普段、活動している現場は赤ちゃんとお母さんばかりなので、こういう教育現場での活動はとても新鮮です。
普段お世話する赤ちゃんも可愛いけど、
小学校の子ども達もめっちゃ可愛い。
踊ってると他のクラスの子どもたちが
どんどん集まってくる。
この中で踊るの緊張する。
そして踊りを間違えるわたし。
今日は先輩方と、当日つけるハチマキを
約4時間かけて26本作りました。
頑張った。
当日、成功しますようにー!
octobre ROSE
腹筋がなさすぎるなと思い、
大抵のことは3日坊主なわたしですが
今回は3週間続いています。奇跡。
さてさて、
有名なのでみなさんご存知とは思いますが、
10月はピンクリボン運動の月です。
ピンクリボン運動は、
1980年代のアメリカで
乳がんで亡くなった方のご家族が
このようなことがもう起こらないようにと
願いを込めてピンクリボンを作ったことがきっかけで始まった
乳がんの啓発運動です。
毎週末にいろいろな所で
女性を対象にしたフィットネスが行われました。
こんなチラシが配られてました。
乳がんのセルフチェック方法等が書かれてます。
ちなみにフィットネスは
朝7時から昼11時まで。
そこそこ長時間。
かと思いきや、
職場の同僚は7時に行ったけど
会場開いてなかったと言ってました。
さすがアフリカ。
期待を裏切りません。
わたしは先輩隊員と参加しましたが、
9時過ぎに会場に着くくらいに行きました。
でも着いた時、会場はすでに人がたくさん!
初回はここまでいなかったそうですが
口コミ等で広まったんでしょうね。
Tシャツとマットのプレゼントもあり
途中で水も無料で配られます。
そこまでハードに動かないだろうと
油断していましたが、
ものすっっっっごい動きました。
かなり疲れました。
汗だく。
みんな頑張っています。
ちなみにアフリカの人達って、
みんな子どもの頃からよく踊っているようで
ダンスめっちゃ上手なんですよ。
腰の動きとか超なめならか。
ブログだと動画をのせられないのが残念。
わたしはそんななめらかな腰使いできないので
ひたすらカクカク動いていました。
多分うしろにいたガボン人のお姉さん
わたし見て笑ってましたね。
まぁそんなロボットのようなダンスをかましましたが、
良い経験になりました。
もちろん次の日は筋肉痛でした。